父の日常 父 まるでないしょ話のように 父と会うのは3年ぶりだった。 最悪のニュースを聞いた日の翌日、駅で父と待ち合わせをした。改札から出てきた父は、記憶よりもずっと小さなおじいさんになっていた。 実家通いもそろそろ3年になる。進学で家を出てから、こんなに父と話したことはなかった。 父は来年80歳。 時の経過とともに父にもさまざまな変化が起こっている。父の言... 2019-05-20