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アゲハチョウと彼岸花

私はもともとストレスに弱く、すぐに体に症状が出てしまう。
最近は苦手なことをしようとすると吐き気がするので困っている。
電車で通勤していた頃は、毎朝ホームでえづいていた。

病院通いの繰り返しで、この症状が出てしまった。
エレベーターを降りて6階の病棟に入るときにはいつも緊張が走る。
今日も母は穏やかに息ができているだろうか、昨日よりまた何かできなくなっていないだろうか。
確認できるまでは息が浅く胸が詰まった感覚にとらわれる。

病棟特有の薬品と体臭と食品の混じった臭い。母の手足に塗っていたホワイトムスクのローションの香り。
街で似たような匂いを感じると自然とえづいてしまうようになった。
内科で吐き気に効く漢方を処方してもらって少し良くなったのだけど…。

頭ではストレスにそこそこ対処できているつもりでいたが、体は嫌がっていたようだ。

すべてが終われば症状は治まるのだろうか。こんな胸の詰まる日々を忘れてしまうほどの密度の濃い新しい日々がまたやってくるのだろうか。

同じような日々を過ごしながら、そんなことを考えていた。


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