あんなに暑い日が続いていたのに、いつの間にか秋は深まり、日も短くなった。まるでワープしたようだ…。
もくじ
抜けない疲れ、戻らない意欲
夏の終わりに忙しさの第2波が押し寄せ、今回も見事に流された。重なるときにはあらゆることが重なるものだ。またもや朦朧としながら仕事をする羽目に。その頃の私は「ふわふわ浮いているみたいだった」らしい。
そして10月初旬、無事に任務を完了するとどっと疲れが押し寄せた。何日経っても抜けない倦怠感。半分は貧血の症状だと分かり、鉄剤を服用して体調はいくらか良くなったけれど、いつまでも意欲が戻らない。
ひそやかな「燃え尽き」
仕事のピークを越えたらやりたいと思っていたことが何も進まない。一向に更新できないブログ、流れを眺めてはアプリを閉じるTwitter。資格試験に向けた勉強の手も止まった。実家で過ごす長い夜、ベッドの上でごろごろするばかりで、本を読む集中力もない。
雨の日が続いたこともあって思うように歩数を稼げない。お気に入りの直売所に行く元気もなく、最寄りのスーパーで買い物を済ませた。
次第に何をしているのかよく分からなくなってきた。時間ばかりが過ぎていく。
「何もしないで過ごす日を作りなさい」と同居人。
泊まりに行くことにした。何度も訪れたいつもの海辺へ。何事にも凝り性の私、いつもなら調べ尽くしてじっくり決めるのだが、今回はあっさり宿が予約できた。
雨の降る寒い日、電車に揺られて海辺の宿へ向かう。換気のために開けた窓から流れ込む冷たい空気に凍えながら、導かれるように西へ、西へ…。
焦る私、欲張る私
多分、私は焦っているのだ。
慣れないことをしているせいか、コロナの混乱で急速に変わりゆく世の中に取り残されないかという不安からか。きっかけは仕事の忙しさだが、ずっと前から私にとってキャパオーバーの状態が続いていたのだろう。
そして、私は欲張ってもいるのだ。
「人を喜ばせたい」
「人の期待に応えたい」
「情熱を注ぐ対象が欲しい」
「やりたくないことはどうしても嫌」
「お金を稼がなくては」
「今、やらなくては」
「私がやらなくては」
書き出してみると胸やけしそうだ。欲がチェーンのように絡まって身動きが取れなくなっているではないか。
「やるべきこと」には「やりたいこと」が混じっているから厄介なのだ。「スキルと経験を得たいから、無理をしてでも仕事を引き受けてしまう」といった具合に。
長く走り続けるための戦略が根本的に間違っているのだろう。物理的にも精神的にもオーバーフローすることなく、過度にサービスすることもなく、エネルギーを温存して、バランスを取りながら前に進んでいく。
「やりすぎない」って難しい。「ちょうどいい」はどうすれば手に入れることができるのだろう。
迫りくる忙しさの第3波を思うと、胸が詰まり、呼吸が浅くなる。そしてその先には年末の姿が見える。一旦手を止めて呼吸を整え、作戦を練り直さなければ、また泡を噴いてしまう…。
いつもここにある「私の海」
旅の2日目は前日とは打って変わって穏やかな陽気となり、暑くも寒くもなく、絶好の散歩日和だった。数十年ぶりに岬まで足を伸ばし、波の音を聞きながら存分に「放電」した。
どうやら自分が感じているよりも消耗していたようだ。日常から引き剥がされなくては回復しなかっただろう。危ないところだった。
小さな海辺の街はいつも私を優しく受け入れてくれる。時間を気にすることなくぶらぶらと歩き、港までの近道を発見した。感じのいい寿司屋も開拓。今度は父を連れて来よう。海風に吹かれて疲れを感じた頃には、シャープな思考が戻ってきた。
泊まりの旅なんて何年ぶりだろう。いつでもふらりと訪れて心と体をリセットできる場所がある。そのことで気持ちがぐっと楽になった。
疲れを感じたら早めにケアするに限る。近いうちにまた来よう。
おまけ:冬に備えて買っておきたいもの
急に寒い日がやってきて、慌ててフリースをクローゼットから引っ張り出す。コロナの冬、体調を整えて心地よく過ごしたい。今回のおすすめは今から揃えておきたい冬向けアイテム3点。
ママセレクト 国産 赤なた豆茶 ティーパッグ
同居人が購入したもの。香ばしく、しばらくはブレンド茶だと思って飲んでいた。クセがなく飲みやすい。島根県・鳥取県産の赤なた豆は無農薬で栽培されたもので、香料・保存料・カフェインを含まない無添加の商品。
なた豆に含まれる「カナバニン」は炎症を抑え、膿を排出する効果があるようだ。赤なた豆は白なた豆よりポリフェノールを多く含んでいる。
冬は温かい飲み物で水分補給を。コーヒーばかり飲んでしまうので、お茶を積極的に飲むようにしたい。
ウェダースプーン オーガニック 生マヌカハニー(Kファクター12)
喉に効いている実感あり!イガイガするときにスプーン1杯分をゆっくり舐めると治ることも多く、オールシーズン常備している。冬に備え、奮発して2個購入した。味は「ハーバルなハチミツ」といった感じ。殺菌効果の高いKファクター16の商品もあり。
桐灰化学 あずきのチカラ どこでもベルト
「あずきのチカラ」シリーズを何年も使っている。あずきの天然蒸気の温熱でじんわり温まるのが何とも気持ちいい。昨年発売された「どこでもベルト」は結んで使うタイプで、腰や背中に当てるのに便利。朝起きたら電子レンジであずきを温め、背中に当てながらコーヒーを飲む。ささやかな冬の幸せ。
まもなく寒い日々がやってくる。疲れたら早めにリラックス。体調を整えて冬を乗り越えよう!