がんばらない掃除〔4〕エネルギーの消耗を防ぐ「スピード掃除」

〔関連記事〕前回まではこちら

今回は「番外編」。

子どもの頃、掃除ぎらいの私は怒っている母に対して「いかに掃除したように見せるか」ばかり考えていた。

その発展形(!)ともいえる、スピード掃除のアイデアと、関連する小ワザを紹介する。

掃除が進んだ印象で脳をだまして、心が折れるのを防ぐ。
スピーディーに作業が進むと、達成感が生まれてその後も意外と体が動き続けたりする。

今は掃除を始めるときのルーチンとして採用している。

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もくじ

スピード掃除 3STEP

ゴミを捨てる

最も「散らかっている」印象を与えるのはゴミ
まず、着手するのは目に付くゴミを捨てること。
空のペットボトルやチラシ、ビニール袋や段ボール箱などを目の前から消してしまおう。

大きなものを片付ける

洗濯物や食器など、大きくて目立つものを目の前から移動させる。
収納するところまでたどり着けなくてもいい。

とりあえず、あるべき場所の近くまで動かそう。
食器はシンクの上に、洗濯物は収納スペースの前に積んでおけば合格。

ペンディング箱を作る

後で判断するもの、例えば整理が必要な書類や、収納場所がまだ決まっていないもの、しまうのが面倒なものなどは、とりあえずこの段階では箱や袋など、1か所にまとめておけばOK

後日、まとめて作業しよう。


この3つを終えると「掃除が進んだ印象」が感じられるのではないだろうか?
あとは作業を続けても終わりにしてもいい。

この3つを繰り返すだけでも、少なくとも動きやすい部屋になっているのではないかと思う。

重要なのは掃除にアタックする回数を増やすことだ。
「みなまでやらない」、そして「途中でやめてもいい」

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布の上に集める

さらに、子どもの頃の私が実際に使っていた、脳(と母)をごまかすテクニックがある。

風呂敷のような布を広げ、そこにこれから片付けるものを全部集めてしまう。
何も収納されていないのに、部屋の印象が随分と変わる。

そして一旦布の上に集めると、なぜかしまいたくなってしまう

あとはお茶でも入れて少しずつ作業していけばいい。
風呂敷であれば、中断するときに包んでしまうこともできる。

「一筆書き」で動く

最近はさらに横着して、なるべく「一筆書き」で片付けていく。

床から洗濯物を拾い収納スペースの前に積み、そばのゴミを拾って捨てに行き、そばの何かを拾って収納場所に投げ込み…の繰り返し。

その途中で、床の空いた場所だけコードレス掃除機でゴミを吸ったりする。

横着とは「エネルギーの消耗を防ぐ」テクニックである。
横着ばんざい!横着は正義!

とりあえず移動させる

「クリーニングに出す服」「フリマや回収に出す服」など、かさばるもの(主に服)は1箇所に集め、袋や箱に入れて、思い切って天袋や家具の裏など見えない場所へ置いてしまうという手も。

問題は解決していないけれど、少なくとも管理と分類ができていて、動線も確保できる
リスのようにしまいこんだことを忘れないように。

そして、「着るか着ないか迷っている服」をまとめて見えないところにしまっておくと、ほとんどの場合はそのまま着ないで回収に出されることになるのだった。


以上、「番外編」でした。

掃除については取り上げたいテーマがいろいろある。

  • 家族も自然に掃除に参加する「仕組み」作り
  • ものの処分「売る」「差し上げる」「回収に出す」「捨てる」
  • おすすめの掃除用品
  • 収納について
  • 大掃除の記録

「掃除」タグで随時アップしていく予定。
また読んでいただけたらうれしいです。

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