父の日常 父高齢者 さみしさはどこへいくのか 最近、父のことをずっと考えていて、なかなか答えが出ないでいることがある。 それは「さみしさはどこからやってきて、どこにいくのか」ということだ。 今、私は週に2~3日、泊まり込みで実家に行き、父に食事を作っている。幸い父にはまだ介護の必要はない。何をするでもなく、ただ一緒に過ごしてごはんを食べる。 始まりは母の入院だった... 2019-06-30
父の日常 父 小さな晩ごはん 父の日課は母にお供えをすること。小さなお皿に食事を乗せて母の写真の前に置く。 無宗教で母を送ったので、実家には仏壇がない。代わりに、母の写真を乗せるスペースを父が手作りした。家にあったガラスブロックに板を乗せ、母自作のキルティングを敷いた簡素なもの。妙に家の雰囲気と合ってしまい、そのまま使われている。 端材の細長い板で... 2019-06-13
考えたこと 雑感 いろいろ 2019年6月|書くっておもしろい ブログ開設よりそろそろ1カ月が経つ。 毎日夢中で書いていたら、あっという間にひと月が過ぎてしまった。 今、このブログの読者は、ほとんどがTwitterよりのリンクを経由している。タイムラインの流れを止めて読まないといけないのに、たくさんの方にブログを読んでいただいて恐縮だ。 フォロワーの皆さんの優しさが心に沁みた1カ月... 2019-06-11
健康 父 伝えたいことがある【手の震え/本態性振戦】 父は字を書くことができない。正確に言うと、ペンを持った手が震えて字を書くことができないのだ。 「本態性振戦」という、パーキンソン病のようなはっきりとした原因がないのに震えが起こる病気だ。 本態性振戦はふるえのみが症状の病気です。逆にいうと、ふるえ以外の症状はみられないのが特徴です。40歳以上では4%、65歳以上では5~... 2019-06-03
考えたこと 色 色と暮らす 色に親しむ 若い頃はベーシックな色が好きだった。白、黒、ベージュ、グレー、クリアー、ときどきネイビーとカーキ。着るものも、持つものも、まず選ぶのは無難な色。 今は明るくてビビッドな色が好きだ。服や小物に積極的に取り入れている。年を重ねて、鮮やかな色の組み合わせに怯まない度胸がついた。 きっかけは母だった。私がインナーに黒を着ていた... 2019-05-31
父の日常 父 父は南を目指す あの頃は、沼のように静かで深い悲しみが、部屋を満たしていた。 几帳面で秩序を愛する父。一人で暮らすようになっても規則正しい生活が続いている。 決まった時間に起き、日中はPCで作業をしたり、ベッドに横になってテレビを見たり。決まった時間に買い物に行き、大相撲を見ながらお弁当をあてに晩酌。一日の終わりには写真の母と会話し、... 2019-05-23
父の日常 父 まるでないしょ話のように 父と会うのは3年ぶりだった。 最悪のニュースを聞いた日の翌日、駅で父と待ち合わせをした。改札から出てきた父は、記憶よりもずっと小さなおじいさんになっていた。 実家通いもそろそろ3年になる。進学で家を出てから、こんなに父と話したことはなかった。 父は来年80歳。 時の経過とともに父にもさまざまな変化が起こっている。父の言... 2019-05-20
エイジング 40代 老化がやってきた 「老けた」と思わないように気をつけている。 言葉は魂を持っている。頭の中でそう思うだけで、体が引っ張られてしまいそうだから。 しかし、老化はそろそろと忍び足で追いかけてきていた。 45歳ごろから、白髪が出るようになった。同年代の中では遅い方だ。「もしかしてこのままずっと生えないのでは?」とすら思っていた。期待していた私... 2019-05-20
料理 食べ物 料理は得意ではないけれど まさか私が自分の作った料理を世の中に公開するなんて。そして、誰かに食事を振る舞うようになるなんて、若い頃の私が知ったらどれほど驚くだろうか。 そのくらい料理に苦手意識があったし、ほとんど何もできなかった。 母がいた頃、数年ぶりに会うようになった私がキッチンに立つ様子を見て、「あんたは料理がダメな子かと思ってたわ」と言っ... 2019-05-19
考えたこと 父田舎暮らし なんちゃってデュアルライフ|東京~神奈川 |私のゆるやかな田舎暮らし 都会と田舎の二拠点で生活する「デュアルライフ」 「デュアルライフ」や「二拠点生活」と呼ばれる新しいライフスタイルが注目されている。「普段は都会で仕事をして、休日は郊外や地方の家で過ごす生活」をイメージすると分かりやすいだろう。居住に近い形の「拠点」があるのが旅行と違うところだ。 従来は、豪華な別荘が持てる富裕層や、仕事... 2019-05-17